クラウド会計サービスは各サービスの考え方で選ぶ

2021年2月21日

青色申告をしようとするならば、何らかの会計ソフトを利用することになると思います。Windows で利用することを前提とすると、パッケージソフトを含めて選択肢がありますが、Mac で利用するとなると、実質的にクラウド会計サービスしか選択肢がありません。

現在、メジャーな個人事業主向けのクラウド会計サービスは、freeeマネーフォワードクラウドやよいの青色申告 オンラインの3つだと思います。

これらのサービスからどれを選ぶのかは、それぞれのサービスの使い勝手もさることながら、サービスが目指しているもの、考え方が自分と合っているかを基準にして選んだほうが結果的に満足度が高い気がします。

3サービスの比較

それぞれのサービスの最も料金が安いプランを比較すると、こんな感じです。

freee
スターター
マネーフォワードクラウド
パーソナルライト
やよいの青色申告 オンライン
セルフプラン
料金980円/月
→1,180円/月(2020年5月~)

1,280円/月
初年度無料(2020年3月16日申込分まで)
→翌年度から8,000円/年
所得税の確定申告書第一表・第二表・第三表・第四表第一表・第二表第一表・第二表・第三表
青色決算申告書の作成
電子申告サービス内から可能e-Taxソフト用ファイルのエクスポートが可能サービス内から可能(Windowsのみ)
レシートの取り込み5件/月無制限無制限
請求書の作成×
従業員の追加×3名まで×

freee が向いている人

freee が向いているのは、確定申告に関する手続をすべてオンラインで済ませてしまいたい人です。損失申告(第四表)を含めたすべての申告書を作成できるのは freee のみですし、作成した申告書をシステム内で電子申告できるのも freee のみだからです。

また、freee の入力画面は、これまでの会計ソフトの常識からするとやや特殊で、複式簿記を意識させないようになっています。複式簿記に慣れている人や、これから簿記を学んでいこうという人からすると、かえってわかりにくく感じることがあるかもしれません。なので、「簿記を知らない人でも簡単に利用できるようにする」という考え方に賛同できる(というと大げさですが)人は向いているといえるでしょう。

レシートの取り込みが月5件までというのが他のサービスに比べると物足りない感じがしますが、クレジットカードや電子マネーなどで決済し、紙の明細を減らせば対応できる人も多いのではないでしょうか。

マネーフォワードクラウドが向いている人

マネーフォワードクラウドが向いているのは、会計だけでなく給与計算や経費精算もまとめてクラウドにまとめてしまいたい人です。会計だけで見ると、多少物足りないところもありますが、最安のプランから複数人での利用を想定して権限を付与できるようになっているので、フリーランスというよりは、事業主以外にも経理担当者がいるような場合に向いてそうな気がします。

やよいの青色申告 オンラインが向いている人

やよいの青色申告 オンラインが向いているのは、低料金で青色申告ソフトを利用したい人です。キャンペーン期間中に申し込めば初年度無料ですし、それ以後であっても年間8,000円は他のサービスに比べると安価です。

機能面で見ても、青色申告に必要な機能は一通り揃っています。オンライン専業の上記2社に比べると弱いとされていた明細の取り込みについても、差がなくなりつつありますし、会計に必要なものだけあればよい、という人には向いているのではないでしょうか。

また、パッケージソフト時代から培ってきたサポートの実績があるので、「電話でサポートしてほしい」という人には向いていると思います(サポートが付くのはベーシックプラン以上ですが、それでも12,000円/年なので、他のサービスと比べると安価です)。

この記事を書いた人

グッドネイバー

“ Webに悩むお客さまの「よき隣人」でありたい ” をモットーに、Web システム開発(主に Laravel)、Web マーケティング支援の仕事をしています。詳しい業務内容はこちら。お仕事のご依頼・ご相談はこちらからお気軽にどうぞ。