個人事業主が最初に口座開設すべき金融機関はどこ?

2020年10月31日

個人事業主として開業するにあたって、仕事関係の入出金を家計用の口座と分けたほうが管理しやすいので、とりあえずどこか1つ口座を開設しようと考えました。候補としてピックアップしたのは次の5つ。

どの金融機関も預金の残高とか取引内容によって ATM 手数料や振込手数料の優遇がありますが、残高ゼロでの条件で比較してみました。個人事業主として気になるのは、やはり ATM 手数料と振込手数料。お金の出入りに直結しますしね。逆に預金の利息や投資信託などは、今回の比較項目には入れていません。あとは、屋号での口座開設 (営業性個人口座の開設) ができるかどうかも比較項目に入れておきます。私自身は個人名での口座開設にしましたが、「屋号付きの口座のほうが信用度が上がる」という話もよく聞くので。

金融機関名ATM 利用手数料他行宛振込手数料屋号での口座開設
住信SBIネット銀行月2回まで無料。以後、110円/回(出金のみ)月1回まで無料。以後、157円/回不可
ソニー銀行月4回まで無料。以後、110円/回(出金のみ)月1回まで無料。以後、210円/回不可
楽天銀行220円または275円。3万円以上の入金は無料3万円未満168円/回、3万円以上262円/回可能(個人ビジネス口座
ジャパンネット銀行毎月最初の1回は無料。以後、3万円以上の入出金は無料、3万円未満の入出金は165円/回3万円未満176円/回、3万円以上275円/回可能(営業性個人口座
三井住友銀行Web通帳にすることで月3回までコンビニ ATM の利用手数料が無料。以後110円または220円3万円未満220円/回、3万円以上440円/回可能(屋号付口座)

各銀行の特徴をまとめると

各銀行の特徴をまとめると、こんな感じです。

住信SBIネット銀行

  • 屋号付き口座は作れない
  • ATM 無料利用回数はやや少ないものの、その後の利用手数料も出金のみ110円/回と最安クラス
  • 他行への振込手数料が最安クラス

ソニー銀行

  • 屋号付き口座は作れない
  • ATM 無料利用回数が最も多く、 その後の利用手数料も出金のみ110円/回と最安クラス

楽天銀行

  • 屋号付き口座が作成可能(ただし、先に個人用口座の作成が必要)
  • 3万円以上の入金ならば何度利用しても ATM 利用手数料が無料
  • クラウドワークスや Lancers で報酬入金時の手数料が安い

ジャパンネット銀行

  • 屋号付き口座が作成可能
  • 毎月最初の ATM 利用手数料が無料+3万円以上の入出金ならば何度利用しても ATM 利用手数料が無料
  • 少額の振込であれば振込手数料が安い

三井住友銀行

  • 屋号付き口座が作成可能
  • 無料で利用できる ATM の数が多い(三井住友銀行の ATM 、三菱UFJ銀行の店舗外 ATM など)
  • コンビニ ATM も月3回まで無料
  • 振込先が三井住友銀行ならば、振込手数料無料

結局、住信SBIネット銀行で口座開設しました

いろいろ比較して、結局、住信SBIネット銀行にすることにしました。屋号付き口座を作らないのであれば、ATM、振込ともに、細かい縛りがなく安価に利用できるからです。

屋号付き口座を作るなら、三井住友銀行かな。。三菱UFJ銀行との提携で無料で利用できる ATM が格段に増えましたし、銀行 ATM がないようなエリアでも、Web 通帳にすればコンビニ ATM も月3回まで無料で使えるので。
振込手数料の高さはネックですが、ある程度の規模の取引相手であれば、たいがい三井住友銀行の口座を持っているでしょうから、実質的に振込手数料もかからないですしね。

この記事を書いた人
グッドネイバー

“ Webに悩むお客さまの「よき隣人」でありたい ” をモットーに、Web システム開発(主に Laravel)、Web マーケティング支援の仕事をしています。お仕事のご依頼・ご相談はこちらからお気軽にどうぞ。